続けることができない自分を責めないで|続け方を少し変えてみよう

続けることができないのアイキャッチ 継続

「何を始めても続かない」

「また途中でやめてしまった」

そんなふうに感じることはありませんか?

続けようと思って始めたのに、数日で止まってしまう。すると今度は、

「自分は何をやっても続かないな」

と考えてしまうことがあります。

でも、少し考えてみてください。

続けることを、自分で難しくしてしまってはいないでしょうか。

「毎日やらなければいけない」

「途中で休んではいけない」

「最後まで全部やらないと意味がない」

こうした条件をつけるほど、続けることは大変になります。

今回は、毎日の生活にある掃除や片づけを例にしながら、「続けることができない」と感じたときの考え方を一緒に見ていきましょう。

続けることができないのは「全部やろう」としているからかもしれない

片付けを始める女性

たとえば、「今日は家の掃除をしよう」と思ったとします。

掃除と聞くと、

・リビングを掃除する
・トイレを掃除する
・お風呂を掃除する
・キッチンを片づける
・洗面所を掃除する

このように、いくつもの作業が頭に浮かぶことがあります。

これを全部まとめて「掃除」と考えてしまうと、始める前からかなり大きな仕事になりますよね。

「今日は時間がないから無理だな」

「休みの日にまとめてやろう」

そう思っているうちに、なかなか始められなくなることもあります。

それなら、最初から分けてしまえばいいんです。

今日は机の上だけ。

明日はトイレ。

明後日はお風呂。

一度に全部終わらせる必要はありません。

続けることができないのではなく、ひとつの行動として考えている範囲が大きすぎるだけ、ということもあります。

「毎日続ける」をいったん外してみる

続けるという言葉を聞くと、「毎日やること」を思い浮かべる人も多いと思います。

でも、毎日やらなければ続けていることにならないのでしょうか。

たとえば、

月曜日に机の上を片づける。

火曜日は何もしない。

水曜日にトイレを掃除する。

これでも十分ではないでしょうか。

一日休んだからといって、

「また続かなかった」

と判断する必要はありません。

仕事が忙しい日もあります。

体が疲れている日もあります。

予定が入ることもあります。

毎日同じように時間や気持ちの余裕があるわけではありません。

続けることを「毎日やること」にしてしまうと、一日休んだだけで失敗した気持ちになりやすくなります。

休んだ日は「失敗した日」ではない

一日休んでも、二日休んでも、またできる日に戻ればいいんです。

昨日できなかったからといって、今日もやってはいけないわけではありません。

むしろ大切なのは、

「休まなかったこと」

よりも、

「また戻ってきたこと」

ではないでしょうか。

続けることは、止まらないことではありません。

止まったあとに、また始めることも含まれています。

「終わらせる」ことより「ここまででいい」を決める

何かを始めると、

「せっかくやり始めたんだから、全部終わらせよう」

と思うことがあります。

掃除でも同じです。

机を片づけ始めたら、そのまま棚も片づける。

棚を片づけたら、今度は床も気になる。

気づけば大仕事になっています。

これを何度か経験すると、

「掃除を始めると時間がかかる」

という印象が残ります。

すると、次に始めるときのハードルが高くなります。

ですから、ときには自分から終わりを決めてもいいと思います。

今日は机の上にある書類だけ。

今日は洗面台だけ拭く。

今日は玄関の靴だけ並べる。

今日は冷蔵庫の一段だけ確認する。

そこで終わりです。

まだできそうでも、

「今日はここまで」

とやめても構いません。

続けるためには、始め方だけではなく、やめ方も大切です。

毎回疲れ切るまでやるより、「また次もできそう」と思えるところで終わったほうが、次の一歩は出しやすくなります。

できなかったことより、できたところを見る

掃除を少しだけして、

「結局、全部できなかったな」

と思うことはありませんか?

でも、机の上を片づけたなら、机の上はきれいになっています。

そこまでできたことは事実です。

ところが、できなかった部分ばかり見ていると、

「今日も中途半端だった」

「またできなかった」

と感じてしまいます。

100あるうち20できたのに、

「80できなかった」

と考えるようなものです。

もちろん、全部終われば気持ちはいいです。

でも、毎回100を目指す必要はありません。

今日は20。

次の日に10。

その次の日にまた20。

そうやって少しずつ進んでもいいんです。

「全部できなかった」ではなく、

「今日はここまでできた」

と見るだけでも、続けることへの気持ちはかなり変わります。

途中で止まっても「最初から」にはならない

片付けられている部屋とチェック表

三日続いたことが、一週間止まってしまった。

そんなとき、

「またゼロからだ」

と思ってしまうことがあります。

でも、本当にゼロでしょうか。

三日間やった経験はなくなっていません。

一度片づけた机が、最初から何もしていない状態に戻るわけでもありません。

先週は机を片づけた。

今週はトイレを掃除した。

その間に何日か空いていても、やったことそのものは残っています。

続けることを一本の線のように考えると、一度途切れただけで失敗したように感じます。

でも、点々でもいいのではないでしょうか。

月曜日にひとつ。

木曜日にひとつ。

日曜日にひとつ。

その点が少しずつ増えていけば、あとから見れば立派な積み重ねになります。

「これならできるかも」と思えるところまで小さくする

続けることが難しいと感じたときは、行動そのものを小さくしてみる方法もあります。

「家を掃除する」

ではなく、

「机の上だけ片づける」。

「部屋を片づける」

ではなく、

「床に置いてある物をひとつ戻す」。

「洗濯物を全部片づける」

ではなく、

「タオルだけしまう」。

このくらいまで小さくすると、

「それならできるかも」

と思えることがあります。

小さくするのは手を抜くためではない

行動を小さくすると、

「そんな少しで意味があるの?」

と思うかもしれません。

でも、小さくする目的は手を抜くことではありません。

次もやれる状態で終わるためです。

最初から大きくやろうとして疲れてしまい、その後まったくやらなくなるよりも、小さく続けられるほうが結果的には前に進みます。

大切なのは、「今日はどこまでやるか」を自分で決めることです。

無理なくできる大きさにしておけば、始めるときの負担も小さくなります。

そして、

「これくらいなら、またできそうだな」

と思えれば、それが次の行動につながります。

続けることができない自分をすぐに判断しない

一週間できなかった。

一ヶ月空いてしまった。

そんなとき、

「やっぱり自分は続けることができない」

と決めつける必要はありません。

続かなかった期間があっても、また始めればいいんです。

久しぶりに机の上を片づけた。

それだけでも再開です。

そこから次の行動につながることもあります。

続けることは、毎日止まらずに進むことではありません。

途中で止まることもあります。

休むこともあります。

忘れることもあります。

それでも、また戻ってくればいいんです。

まとめ

「続けることができない」と悩んでいるときは、続ける力をもっと強くしようとする前に、自分で作っている条件を少し見直してみてください。

毎日でなくてもいい。

全部やらなくてもいい。

途中で休んでもいい。

机の上だけ片づいたなら、それもひとつの行動です。

一度止まっても、またできる日に戻ればいいんです。

続けることは、止まらないことではありません。

何度でも戻ってくることも、続けることのひとつだと思います。